チケットの購入

REPORT 現地レポート

【Window4/Game2】日本123-70カタール:『日本一丸』のポテンシャルを見せ付ける圧勝でグループ首位へ浮上

2026年9月3日

sakidashi_027

現地時間8月31日(月)、男子日本代表はホームのTOYOTA ARENA TOKYOでカタールと対戦。試合開始5分で15-2と絶好のスタートを切って試合の主導権を握り、第3クォーターには40-11と相手の闘志を断ち切るビッグクォーターを作り出し、123-70で圧勝しました。

ティップオフの直後、河村勇輝選手の作り出す速い展開から馬場雄大選手と八村塁選手による連続3ポイントシュートが決まり、日本は一気に勢いに乗りました。一方のカタールは出鼻をくじかれ、ターンオーバーを連発します。

サウジアラビア戦に続いて八村選手が見せた攻守のインパクトはすさまじいものでした。カタールのディフェンスはフィジカルに当たることで八村選手のリズムを乱そうとしますが、激しく当たられても全く動じず、逆に相手を跳ね返します。それでいて個人プレーに走るのではなく、自分がボールを持つことでディフェンスを引き付け、スペースを生み出してはパスをさばいて攻撃を組み立て、またリバウンドやスティールから何度も速攻を生み出しました。

「日本代表として戻って来て、僕としてもプライドがあるので、自分がしっかりトーンをセットすることをずっと考えてきました。それができて良かった」と八村選手は自身のプレーを語ります。

八村選手は大差が付いた第4クォーターもプレーを続け、29分の出場で30得点6リバウンド4アシスト3スティール3ブロックを記録しました。

それでも、この勝利は八村選手だけの活躍によるものではありません。ベンチ入り12選手の全員が得点し、10人がリバウンドを、9人がアシストを記録。全員の貢献があってこそ、40分間を通して日本が試合の主導権を握り続ける展開になりました。

こうした展開を桶谷大ヘッドコーチは「みんなが自分の役割を果たして、こういうゲームになりました。出だしからしっかり自分たちのバスケができたことが、ここ最近の自分たちの強みになってきています」と振り返り、選手たちのプレーを称えました。

「もちろん塁や河村の引力があって、周りが得点を取りやすくなっていますが、とはいえそれぞれの選手が役割を果たしたからこそ、こういうバスケになりました」

それは、この試合のコート上のパフォーマンスに限ったものではないと桶谷ヘッドコーチは言います。「塁や勇輝が来てくれて良い影響がチームに生まれ、それを受け入れようと合宿に参加したメンバーが良い雰囲気を作ってくれたことも、良いケミストリーに繋がりました。バスケのシステムやコンセプトがあるだけで強いチームになるとは思っていません。そういう意味で、本当にみんなそれぞれ努力してくれたと思います」

ベンチから出た齋藤拓実選手と佐々木隆成選手は、河村選手が作り出した良い流れをさらに加速させ、試合を通じて29点ものファストブレイクポイントを生み出す原動力となりました。ジョシュ・ホーキンソン選手はシュートを打つ本数が減りましたが、相手のセンターの疲れを見て取ると鋭いリムランでイージーバスケットを生み出しました。プレータイムが1桁だったシェーファー アヴィ幸樹選手と高島紳司選手も自分らしいプレーでチームに貢献しています。

桶谷ヘッドコーチは言います。「今回試合には出ませんでしたが、富樫(勇樹)のリーダーシップでこういうチームが出来上がったと思いますし、川島(悠翔)も若手なりにやるべきことを必死に頑張ってくれました。そういった人たちがいたから、こういうチームが作れたと思います」

この日、レバノンが敵地で中国に敗れ、日本代表はレバノンと6勝2敗で並ぶとともに、得失点差でグループFの首位に浮上しました。

それでも11月のWindow5はNBAのシーズン中になるため、八村選手や河村選手の参加は厳しい状況です。桶谷ヘッドコーチは「2人がいなくてチームの真価が問われます。同じように強い日本を見せるには、国内でみんながそれぞれステップアップして、『彼らがいなくても日本は強いな』と思ってもらえるようなバスケをしないといけない」と言い切ります。

そして、渡邊雄太選手もその言葉を引き継いでこう語ります。「11月と2月はもちろん彼ら2人がいませんが、彼らが残してくれた『日本は強い』という自信を継続しつつ、今まではB.LEAGUEのメンバーでやってきているので、僕自身は心配していません。彼らがいなくても、常に日本代表というところを見せられるように頑張ります」

Window5では、現地11月26日(木)にレバノン、11月29日(日)にカタールとのアウェー2連戦を戦います。

■八村塁選手
「チームが始動して2、3週間、練習をしながら試合を重ねて、こうやってチームのケミストリーを上げて勝つことができました。本当に桶谷コーチを始め、他のコーチ、そしてチーム、本当に日本が一丸となってこの2勝を挙げられたと思います。僕は11月は出られないと思いますが、次のワールドカップへの切符をしっかり取ってもらいたいです」

■渡邊雄太選手
「次のWindowでは僕がもっと点数を取ること、リバウンドを取ること、すべてに絡んでいかなければいけないと思っています。そこをやりきるのが自分の仕事だと思いますし、今までもそれをやってきたので、責任を持って今後もこのチームに貢献できるようにやっていきたいです」

■佐々木隆成選手
「塁と勇輝が入って来て、良い雰囲気でバスケができたと思いますし、楽しかったです。良かった点は、まず2試合しっかり勝てたことで、長い時間帯で日本のバスケを展開できたことです。改善しなければいけないところは全部ですね(笑)。ディフェンスもシュートもパスも、もうちょっと上手くやれたところはあるので、自チームに帰って修正して、また呼んでもらえるように頑張ります」

■高島紳司選手
「NBAの選手が帰って来て、一緒にやれたのはすごく楽しかったです。自分の持ち味を出せたところは良かったです。改善したいところはもっとシュートを決めて点数を取ること。そこでもっとチームに貢献できればと思います」

NOW LOADING

TOP